安心な肉、安全な肉

安心な肉

「安心・安全」という言葉を頻繁に見るようになってきました。
ジビエ肉に於ける「安心・安全」は非常に難しく、安全性を重視した認証制度や厳しい施設基準があります。

野生肉には寄生虫やウィルスのリスクがあり、食肉処理場ではそれらを一つ一つ取り除く必要があり、Mt.の契約ハンターにはリスクの説明を入念に行い、従業員には定期的に勉強会を行っています。

また、Mt.ではトレーサビリティ(商品の生産から消費までの過程を追跡すること)を用いてハンターに
「捕獲者の氏名」「いつ捕獲したか」「どこで捕獲したか」「どこを撃ったか」「何を使って捕獲したか」「捕獲時の気温」「獲物の年齢」「獲物の体温」「捕獲時刻」「処理場への持ち込み時間」「どのように止め刺しをしたか」「獲物の挙動に不信は無かったか」など多くの情報を聞き取りしており、その情報のすべてをQRコード管理し、一頭一頭の生き様やストーリーを思いながら肉の処理を行っております。

安全な肉

弊社の処理場では、更に
「搬入時の検査」「皮付きと体の検査」「剥皮時の検査」「内臓・枝肉の検査」及び通常業務に於ける「温度管理」「金属探知機管理」「衛生管理」等の様々な自主検査を行っております。

野生化の野生肉にリスクはありますが、ハンターとの協力し、処理場としてリスクを一つ一つ努力を惜しまずに取り除くことが重要であると考えております。
その結果、自信をもってお客様の顔を想像しながらジビエ肉を提供できるものであると思います。

その情報の一部を食肉にQRコードを貼付し、お客様に開示しておりますので、お買い求めいただいた際は鹿のストーリーを想像しながら調理していただけましたら幸いです。

嬉しい誤算。

トレーサビリティシステムは「安心・安全」を謳い、お客様のために導入したものでした。

しかし、QRコードによって捕獲者の氏名が開示されることによって、ハンターが良質な獲物を捕獲してくるようになりました。
「自分の名前が出る肉が、悪い肉であってはならない!」といった職人気質な契約ハンターさんたちが、捕獲後すぐに処理場に持ち込んでいただけるようになったり、血抜きのアドバイスを求めてきたり、良い鹿を持ち込みするようになったのです。
中には「俺の肉の評判はどう?」「直すところがあったら言ってね!」といった声も聞こえます。

処理場としては予想していなかった思わぬ結果で、契約ハンターのレベル向上と、Mt.の肉質が更に良質なものになる結果になりました。

Mt.は安心・安全に細心の注意を払って鹿肉を処理しております。
スタートして間もない処理場だからこそ、慣れて疎かになるのではなく、習慣にして参ります。

私たちが販売しているのは鹿肉であり、お客様の笑顔です。

一頭一頭の鹿のストーリーを思い、一人ひとりのお客様を想像し、今後とも「安心・安全」をご提供し続けます。

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